スーパーフードの使い方~その3~

Posted 2015.08.28

スーパーフードはどうやって使えばいいの?

スーパーフードは日本でも高級スーパーやオンラインショッピングで手軽に手に入るようになりましたが、そのまま食べたらよいの?何かに混ぜて食べるの?といった疑問を持つ方もいらっしゃると思います。そこでスーパーフードマイスターよりスーパーフードの簡単な使用方法を伝授させて頂きたいと思います。

極意4:食材の食べ合わせが大事!

食材に含まれる栄養素は基本的な栄養素(たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)の他に食物繊維、ポリフェノールに代表されるフィトケミカルなど様々な成分があります。これらは単独で働くという訳ではなく、相互に助け合って体内の栄養となります。

だからバランスの良い栄養とするには、それらを上手に組み合わせて食べる必要があります。

そこでスーパーフードを取り入れた食材の食べ合わせのコツを伝授させて頂きます。

栄養素の吸収を高める組み合わせ

◎糖質×ビタミンB1×アリシン
糖質はエネルギーの源となっていることをご存じの方も多いと思いますが、  エネルギーとして利用されるためには多くのビタミンB群が必要です。特に糖質がエネルギーとして燃焼する過程でビタミンB1が必要となります。またニンニクなどに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を高めてくれます。

<スーパーフードと一般的な食材を組み合わせた食べ合わせ例>

  • 糖質:果物、野菜、穀物など
  • ビタミンB1(スーパーフード):アサイー、スピルリナなど
  • アリシン:ニンニク、ねぎ、らっきょうなど

◎たんぱく質×ビタミンC

コラーゲンにはビタミンCが必要よね!という事をよくご存知かと思いますがその通りで、これは人間の体内でアミノ酸の合成や皮膚や骨などの組織をつくるたんぱく質の主成分であるコラーゲンの生成にビタミンCが必要だからです。

<スーパーフードと一般的な食材を組み合わせた食べ合わせ例>

  • たんぱく質:肉類、魚介類、大豆、乳製品、卵など
  • ビタミンC(スーパーフード):カムカム、マキベリー、ゴジベリーなど

◎鉄×ビタミンC×クエン酸

女性が不足しがちな栄養素として鉄分がありますが、実は鉄には2種類あり、動物性の食品に含まれるヘム鉄と、植物性の食品に含まれる非ヘム鉄があります。

動物性の鉄分はヘム鉄(二価鉄)という形でそのまま吸収できますが、非ヘム鉄は三価鉄という部類に入り二価鉄に一度還元してから体内に吸収されていきます。その時に還元する役目をもつのがビタミンCです。またクエン酸はキレート作用(酸化防止効果)があり鉄の吸収をよくしてくれます。

<スーパーフードと一般的な食材を組み合わせた食べ合わせ例>

  • 非ヘム鉄(スーパーフード):ウコン、マカ、麻の実など
  • ビタミンC:キウイフルーツ、ブロッコリー、パプリカなど
  • クエン酸:レモン、グレープフルーツ、お酢など

◎脂溶性ビタミン×油脂

脂溶性ビタミンとは脂に溶け込むことが出来るビタミンの事でビタミンA,D,E,Kがあてはまります。

これら脂溶性ビタミンは油と一緒にあわせて摂ることで吸収が高まります。

<スーパーフードと一般的な食材を組み合わせた食べ合わせ例>

  • 脂溶性ビタミン:緑黄色野菜、生わかめ、焼き海苔など
  • オイル(スーパーフード):亜麻仁油、ココナッツオイル、サチャインチオイルなど

以上、3回にわたって極意をあげさせて頂きましたが、スーパーフードは毎日の食生活に簡単に取り入れながら健康・美容維持に必要な栄養素をガッツリ摂れる価値ある食材=プライマリーフードといえると思います。

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