カカオニブの栄養成分

Posted 2021.10.26

カカオニブの栄養成分について

カカオニブはカカオ豆に含まれる栄養成分が凝縮されているので、なじみ深いカカオポリフェノール以外にも様々な栄養成分を含んでいます。

本項では栄養リッチなカカオニブの栄養成分と効能について解説致します。

【カカオポリフェノール】

カカオといえばポリフェノールが含まれているのはおなじみになっていますが、もちろんカカオニブにもポリフェノールが豊富に含まれています。そのポリフェノール含有量は赤ワインの約17倍と少量で多くのポリフェノールを摂取することが出来ます。カカオポリフェノールは主に緑茶などに含まれているカテキン類で構成されています。カカオポリフェノールは抗酸化・抗菌・悪玉コレステロールを抑制・血管を拡張させ血流を良くするといった効果が期待できます。

●カカオニブ100gあたりのカカオポリフェノール含有量:3810mg ※第三者機関の分析結果より

【ミネラル】

カカオニブには鉄・マグネシウム・亜鉛・銅など女性が不足しがちな栄養素も含まれています。ミネラルは体の構成成分や生理作用の調節の役割を担っており、体内で合成することが出来ない為、食事から摂ることが必要です。

●カカオニブ100gあたりの鉄の含有量:2.68mg ※第三者機関の分析結果より

●カカオニブ100gあたりのマグネシウムの含有量:249mg ※第三者機関の分析結果より

【オレイン酸(オメガ9)】

カカオニブにはカカオ豆そのものなのでカカオバターの成分も含有しており、主にオレイン酸というオリーブオイルなどに含まれる不飽和脂肪酸が含まれています。オレイン酸には善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールを下げずに総コレステロールを下げる働きがあり動脈硬化を予防する働きがあります。体内で酸化しにくい性質があるので、有害な過酸化脂質をつくりにくいという特徴もあります。オリーブオイルを日常的に多く摂取している地中海周辺の国では心疾患による死亡率が低いのは、オレイン酸が多く含まれるオリーブオイルが寄与していると考えられます。

●カカオニブ100gあたりのオレイン酸の含有量:17g ※第三者機関の分析結果より

【食物繊維】

低カロリーで肥満予防になるため、糖尿病、脂質異常 症、高血圧、動脈硬化など様々な生活習慣病の予防効果が期待できます。また腸内を浄化し便通も良くしてくれます。

●カカオニブ100gあたりの食物繊維の含有量:18.9g ※第三者機関の分析結果より

【テオブロミン】

カカオニブの苦み成分であるテオブロミンは神経伝達物質であるセロトニンなどの分泌を促進させることでリラックス効果、集中力をあげる効果が期待できます。カカオの学名はテオブロマカカオ(神さまの食べ物)という名称ですが、テオブロミンという名称はこの学名から由来しています。ちなみにテオブロミンはカフェインの仲間ではありますが、神経を興奮させる作用は低いとされています。

●カカオニブ100gあたりのテオブロミンの含有量:870mg ※第三者機関の分析結果より

【フェニルエチルアミン(PEA)】

別名恋愛ホルモンとも呼ばれ、吊り橋効果などで言われる恋をしたときと同じようなドキドキ感・快楽感をつかさどるドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進する作用があります。結果として恋をしたときのような高揚感や快楽感が得られると言われています。

●カカオニブ100gあたりのフェニルエチルアミンの含有量:0.13~0.15mg ※第三者機関の分析結果より

まとめ

カカオニブにはポリフェノールだけでは無く、多くの栄養成分が含まれており、カラダ(フィジカル)とココロ(メンタル)両方に嬉しいスーパーフードです。

ヨーグルトやグリーンサラダなどに食感のアクセントとしてトッピングしたり、そのままおやつ代わりに手軽に食べることが出来ますので、毎日の食生活に+ONしていただければ、

栄養リッチな食生活になり、健康維持にも期待がもてます。

To be continued