スーパーフードとサプリメントの違い

昨年ココナッツオイルなどがブレイクして、今年は更に人気が高まりそうな予感の<スーパーフード>。テレビの情報番組や美容・健康雑誌などでスーパーフードという言葉を聞いた事のある方もかなり多いのではないでしょうか?
スーパーフードは健康・美容に良い食材という事は何となく知っているけど、流行が先走りしてスーパーフードはどういった食材で、また日常生活に摂りいれる事でどんなメリットがあるかは分かりづらいのではないでしょうか?

今回はスーパーフードと同様に健康・美容維持のための食材として親しまれているサプリメントを一例としてスーパーフードとサプリメントのそれぞれの特徴をお話ししたいと思います。

スーパーフードとサプリメントの特徴

スーパーフードの特徴

スーパーフード集合

そもそもスーパーフードとは何か法律で定義されているものではなく、ビタミンやミネラルなど栄養素のバランスが良く、何らかの栄養成分の含有量が一般的な食材より高い食材群のことを総称した言葉です。そして『これがスーパーフードと呼べる食材です』といった具体的な栄養素の数値や種類などの指標はなく、何かの食材を『これはスーパーフードです!』と言っても法律上は何ら問題は有りません。

しかしそれでは何がスーパーフードにあたるのかが不明瞭なので、日本におけるスーパーフードのプラットフォームになりつつある一般社団法人日本スーパーフード協会では下記の条件を満たしたものをスーパーフードと定義しています。

  • 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
    あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
  • 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、
    料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

※出典元:日本スーパーフード協会ホームページより

「一般的な食品」とは、日常的に私たちが口にしている食品で肉類や魚介類、根菜類、果物類、乳製品、卵などを指します。「栄養バランスが良い」とは、人間が生きていくために必要な栄養素(糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)を含有しておりそれぞれの栄養価が高いという事です。「ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる」とは、例えば、たくさんある栄養素の中でビタミンCの含有量が突出して高い、他にもポリフェノールなどのフィトケミカル成分が含有しておりその量も多いといった意味です。

「一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在」とは、一般的な食品の様に調理の食材として使う事ができ、かつ、その栄養価はサプリメントに近しいという事です。

つまり、スーパーフードとは<日常の食事の調理時に混ぜたり・加える事が出来る食材で、また健康維持に必要な栄養素・栄養成分がサプリメントに近しく含有している食材>と言えます。

サプリメントの特徴

サプリ集合

サプリメントもスーパーフードと同様に日本では法律で定義されている名称ではありません。語源は英語のsupplement(補う)から来ています。健康食品とサプリメントの違いがわからないという方もいらっしゃると思いますが、一般的には健康食品は『健康の保持増進に資する食品全般』で、サプリメントは『特定の成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品』と考えられています。広い意味で考えるとサプリメントは健康食品の一つと考える事が出来ます。※

※出典元:厚生労働省ホームページより

サプリメントはある特定の栄養素または栄養成分が濃縮された食品で、ポピュラーなものではマルチビタミン・ミネラルサプリメントやコラーゲンドリンクなどが有ります。よく『1日○○粒で1日に必要なビタミンが補えます』といったキャッチコピーがありますが、まさしく一般的な食材では補えない量のビタミンが濃縮されています。ただし、濃縮されたといっても野菜や果実などをそのまま濃縮した訳では無く、化学的に合成されたビタミンが添加されているのがポピュラーです(食材由来の原料で製造されたマルチビタミンのサプリメントも多く存在します)。そうじゃないと、すさまじい値段になってしまいますからね。

ちなみに、以前私がサプリメントの企画開発業務をしていた際は、よく『ビタミンプレミックス』という原料を使っていました。この原料は数種類のビタミンの1日目安量が少量で摂れるように設計されており、300mg配合すれば1日量になるので非常に使い勝手の良い原料でした。

つまり、サプリメントとは<目的に応じた栄養素や栄養成分量をあれこれ考えずに手軽に摂る事が出来る便利な食品>といえます。ただし特定の栄養素や栄養成分量を多く摂る事は出来ますが、それ以外の成分はかなり微量かもしくは含有していません。またサプリメントにどの位の量の栄養素や栄養成分が含有しているかのチェックも必要です。せっかく濃縮された成分なのに量が入っていなければもったいないです。法律では量に限らず配合さえしていれば表示に記載できますので必ず含有量を見ることをオススメします。そして、タブレット状に成形したり原料を混合する際には賦形剤(ぶけいざい)や滑沢剤といった食品添加物を配合するので、添加物が気になる方は併せて原材料表示欄をチェックすることをオススメします。

 

スーパーフードとサプリメントのメリット・デメリット

◎スーパーフードのメリット

  1. 一般的な食品より栄養価が高く、複合的な栄養バランスに優れている。
  2. 食材や調味料として使えるので、スーパーフードの味&レシピを考える楽しみがある。
  3. パウダー状やドライフルーツ形状のスーパーフードは食材100%で保存料や着色料などの食品添加物は含まれていない。

◎サプリメントのメリット

  1. 濃縮されているので目的に応じた特定の栄養素・栄養成分量を摂る事が出来る。
  2. 調理いらず、水があれば手軽に摂る事が出来る。携行もしやすい。
  3. 店頭で入手しやすく、特定の栄養素・栄養成分量がしっかり含有した安価な商品が多い。

●スーパーフードのデメリット

  1. パウダー状のものは、ヨーグルトや飲料に混ぜる以外の食べ方はある程度の調理とジューサーなどの器具が必要でやや手間がかかる。
  2. 自然食品店や高級スーパー以外での店頭での入手がやや困難で、海外からの輸入品が多く高価格帯のものが多い。
  3. パウダー状のものは携行しにくい。

●サプリメントのデメリット

  1. 特定の栄養素・栄養成分量以外のものは微量もしくは含有していない。
  2. 調理や味わう楽しみはない。
  3. 製造工程上、食品添加物が使われている。

何事もメリット・デメリットがありますので、この記事を参考に自身のライフスタイルにあわせて、健康維持のためにスーパーフードやサプリメントを賢く活用頂けたら幸いです。

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