スーパーフード×カカオ

学名:Theobroma cacao

※Theobroma(テオブロマ)はギリシャ語でTheo(神の)broma(食べ物)を意味します。

俗名:カカオ

科目:アオイ科

食用の部位:種子(豆)・パルプ(果肉)

産地:カカオの原産地は、南米のアマゾンの北西部やペルー共和国(ロレト、パスコ、フニン、ウカヤリ、クスコ)などで栽培されています。

植物の詳細:ペルー産の植物は、垂直の枝を持ち、成長すると高さ5~8mになります。葉は単葉・全緑・細長い槍のよう、狭い楕円的のとがった形をして、長さ10~20㎝、幅5~12㎝まで成長します。花序は、主幹・枝・葉の付け根にもあります。

花は、蒼白黄色の花弁と1.5㎝の小花柄を持ちます。大きな核果、卵型で、赤や黄色の厚く堅い殻で覆われています。長さ14~40cmくらいで強いへたで支え、ぶら下がっています。その中に、甘い果肉に包まれた10~50粒の種子、すなわち、カカオ豆が入っています。種子は、平らな卵型で、長さ10~26mmと幅7~18mmです。クローン増殖と違って、種子から繁殖した場合、主根の根を持ちます。

カカオの特徴

カカオは言わずと知れたチョコレートの原料になる植物です。カカオの木は1年を通して花を咲かせ実を付けます。この実はカカオポッドと呼ばれ、成熟するまでに約6か月かかります。この果実の中にある種がカカオ豆と呼ばれるもので薄い果肉でおおわれています。カカオにはクリオロ種・フォラステロ種・トリニタリオ種という3つの主要な品種があり、世界中で広く栽培されています。

この中でもクリオロ種という種が最も貴重とされており、世界全体のカカオ市場に占める割合は1%未満と言われています。

カカオにはポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカル成分が豊富に含まれており、抗酸化能力の高いスーパーフードと言えます。抗酸化力の高い果実としてブルーベリーやアサイーが有名ですが、それに勝る抗酸化力を誇ります。抗酸化能力を表す数値であるORAC値で比較してみると、カカオをパウダー状に加工したものはアサイーパウダーの約1.7倍の数値となります。

そして、テオブロミンやフェニルエチルアミン(フィトケミカル成分のアルカロイド属に属します)といった特徴的な成分も含まれています。テオブロミンは集中力を高める、リラックスさせるといった効果があり、反対にフェニルエチルアミンには高揚感をもたらす効果があります。良く落ち着きたい時にチョコレートを食べたくなったり、チョコレートは恋の秘薬なんて言われることがありますが、それらの成分の効果から来ていると思います。

また、マグネシウムや鉄、亜鉛といったミネラル成分や不飽和脂肪酸の1種であるオメガ6、食物繊維なども含有しています。

フレッシュなカカオ豆を入手することは難しいですが、パウダー状に加工されたものやカカオニブスと呼ばれるカカオ豆を乾燥し、チップス状に粉砕したものは容易に手に入りますので、調理の用途に応じて使い分けるのが良いかと思います。

カカオニブスとパウダー画像

左側の写真がカカオニブスで、右側がカカオパウダーです。パウダーは粉モノやソースやクリームなどに適しています。カカオニブスはそのままスナックとしても食べられますが、よりコクや風味を強調したい時にもカカオニブスを使うと良いかと思います。

こんな方に

カカオに含まれるフィトケミカル成分は抗酸化としてエイジングケアに、ミネラルや食物繊維、オメガ6は美容サポート成分になります。またテオブロミンは美容に対的なストレスをやわらげる様に、リラックスさせてもくれますので美容に適したスーパーフードといえます。

<カカオに含まれる特徴的な栄養成分>

  1. フィトケミカル成分(カカオポリフェノール、カロテノイド、テオブロミン、フェニルエチルアミン)
  2. ミネラル(マグネシウム、鉄、クロム、亜鉛、銅、マンガンなど)
  3. 食物繊維
  4. 不飽和脂肪酸(オメガ6)
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